【コラム】弾き語りの話と唇や声帯の調子のこと

コロナで合唱の機会が失われてリモート合唱などの新しい試みが出てきた。

幼い頃は自分で多重録音をして(重ねるのでどんどん音が悪くなるのですが)楽しんでいた。
もちろん、カセットテープ!カセットレコーダーは小学校5年生の時に買ってもらい、持ち運んでいた。

カセットでまず一つのパートを録音。
それを他のデッキ(家のステレオについているカセット)でスピーカー再生しながら次をかぶせて歌い、録音。
三部合唱などは簡単にできたので、よく一人で楽しんでおり、同じ声だからよく合うので楽しくて楽しくて。

自分で伴奏を弾いて録音して、それを流しながら歌うこともしてみる。


若い頃は弾き語りがとても苦手で、「音大生だからできるでしょう?」と紹介された弾き語りのバイトも引き受けられず、、、、
弾きながら歌うと歌にもピアノにも影響が出てしまう。
声はいつもどおりには出ないし、ピアノももう一つ・・・


そこであきらめないことで現在できるようになりよかったのだが、どういう練習をしたのかはさっぱりおぼえて無くて。

以前にテレビで見て驚いたことがあるのは口笛で旋律を吹きながら、ウクレレを弾く女性。
それで何かの選手権にも出られたとのことで口笛もすでに吹けなくなっている私は驚き!
まずは口笛がちっとも吹けなくなっていることに気づく。
子供のころあんなにヒューヒューピーピーと
口笛が吹けたのに、今は音がまとまらない。
そういえば、声も油断するとそのようになってくることを感じる。これが年齢が重なってくることによるもので、声の場合は声帯周り。口笛の方は口の周りの筋肉が衰えるのが原因でしょう。


でも、年齢を重ねてきて若い頃にはできなかったことでできることも増えるし
何よりも、歌詞の意味とか和音の音や進行に感動できるのは大人になってからかもしれませんね。

とにかく、コロナ禍で
「声が出にくくなった」「誤嚥しそう」と言われるかたは
そのままにしないで欲しいなと思います。


お稽古に出るのは無理でも、できることはある。

方法はまた後日。

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