【七五調を使って】「月の砂漠」など懐かしい歌を味わいながら脳を活性化&コミュニケーションの場作り

「月の沙漠」はどこへ行っても人気の高い曲。歌詞からイメージがひろがり、感傷的なメロディーに心が震える。

あるときの講座ではこんな話を
・「月の沙漠」の沙漠はどこの砂漠でしょうか?

・作詞の「加藤まさを」は詩人ではなかったですがどんな職業だったでしょうか?

というようなことをみなさんと話しながら講座をすすめました。

「加藤まさを」は挿絵画家だったこと。
この沙漠は千葉県の御宿のおぼろにけぶる月を見てイメージしたらしいことなどや同じように絵を描く人の作詞では、我らが岡山出身の「竹久夢二」、「花嫁人形」の歌詞を書いた蕗谷虹児がいてその二人の歌を歌ってみる。

「月の砂漠」この曲は「七五調」です。この七五調の歌詞は実は他の曲のメロディーに載せて歌ってもきちんとハマるのでそれもちょっとやってみます。
かなり前に知人の知人が砂丘へ行ったとき「ブルーシャトー」と「月の砂漠」の歌詞とメロディーがごちゃ混ぜになった感じで高校生たちが大きな声で歌っていた、という話を聞きました。

ああ、確かにこの二曲のメロディーを入れ替えても歌える。

そして、懐かしい七五調の歌詞ならば「ブルーシャトー」のメロディーに乗っけて歌っても大丈夫。「てるてる坊主」でもいい。歌の講座に来られた方にはそんなことをやって楽しんでもらうこともあります。これは脳トレにもなりますね。集中してこのようなことを「みんなで一緒に」することによって心の充実感も得られる。帰る時にはすっかり元気になっている。そのように感じます。

また、私たちが使っている楽譜集では「月の沙漠」のお隣のページは「おさるのかごや」です。幼い頃によく歌った歌です。この曲は「さ抜き」で歌って楽しみます。

あんたがどこ( ) ひご( )という風に「さ」が沢山出てくる歌なので「さ」を抜いて歌ってみます。

みんな一生懸命「さ」を歌わないようにするのですがうまくいかないこともあり、誰かが「さ」と思いっきり大きな声で歌ったら思わず笑い声が。この笑いも楽しみのうち。

みんなが完璧にできたらちっともおもしろくないのです。「さ」を抜くということは歌に一瞬ストップをかけるので脳に刺激があるのではないかしらね?と話しながら。

そして、わたしの教室ではその逆もやってみます。わたしが「あんたがたどこ」と歌うと「さ」を受講生が歌う。まるでお餅つきの時に手をさっと出しておもちを動かすときのように「さ」を入れます。一生懸命楽譜や歌詞を見て。失敗してもいいのですがみんな真剣。

声もよく出ます。できたら思わず拍手が!

この他にも「案山子(かかし)」などでも「の」を抜くことができます。何にも道具がなくても遊べたあの頃を思い出して体一つでみんなで遊びながら。

さあ、この次は何をしようかな?考えるのが楽しみです。

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