お料理って時々もう何を作ったらいいのかわからなくなりませんか?
毎日のことですからね。コロナのことで外食が減り、自宅での食事作りがかなり大変なことになりませんでしたか?
献立のことを考えたら憂鬱になることも。何を作るかによって食材、何を買うかも決めないといけない。買い物も計画的にしないと、最近は食料品の値上げが著しいので大変。
冷蔵庫の中のあるものでパパッと作るのもよいですが、とにかく毎日何を食べるか作るかは楽しみでもあり苦しみでもあります。
献立で行き詰まることも多い。ちゃんと食べないと元気に動けない。そういうときに本のレシピや美しくておいしそうな写真に励まされる。ネットでも最近は容易にヒントが見つかりますね。
テレビでは「きょうの料理」(NHK)そして「キューピー三分間クッキング」がかなり役に立ちます。長い間みんなの役に立っているのでは?
キューピー三分間クッキングのあの曲は?
特にキューピーの番組は音楽が、あのメロディが耳に残りませんか?
あの音楽を聴くとなんとなく元気が出る。前向きになるというか・・・・
観た後でシャキッとしてそのノリで食材を買いに行ったり冷蔵庫にあるもので作ったりできます。あ、そうだ、今日はこれにしよう!とヒントになる。
キューピーの三分間クッキングの音楽は「おもちゃの兵隊のマーチ」という曲で
作曲したレオン・イエッセル(ドイツ)は代表作「シュヴァルツヴァルトの乙女」をはじめとするオペレッタの作曲家として知られています。
この曲の原曲はピアノ独奏曲で、探したら楽譜がアップされていました。
調べてみると、イエッセルの伝記 (1992年刊、改訂再刊2012年)にはイエッセルの人生の終幕は「おもちゃの兵隊の行進」の曲調とは真逆の、極めて悲劇的なものであったと書かれているそうです。
ユダヤ人であった彼はナチスにより差別と迫害を受け、死に至ったらしく
1937年に帝国音楽院から排除され、彼の作品は録音も楽譜の頒布も禁じられてしまい、そして1941年にはゲシュタポに逮捕され、虐待を受けた末に1942年ベルリン・ユダヤ人病院にて息を引き取ったということで、キューピーのあの音楽とは全然違うかなりハードな生涯だったようです。
その後、彼の作品は第二次世界大戦後、設立されたイエッセル財団にて作曲家ノルベルト・シュルツェ (Norbert Scultze:大戦中の流行歌「リリー・マルレーン」の作曲者として有名) がその推奨に努めたことで再評価されたらしいです。
昼前に車に乗るときがあって、ちょうどこの曲が流れています。最近ですが番組の終わり頃で、少しアレンジされたものが流れていました。それもいい感じでした。
我が家では耳で聴いておぼえて、これをピアノで弾くと幼かった次女がサッとバレエでおぼえた振りで踊るのでよく弾いては親子で楽しんでいました。遠い日の思い出です。
FMラジオでは「ひるのいこい」
朝から昼の12時まで仕事でその後移動のために車に乗るとラジオを聴くときも。
NHKFMで流れる12時20分からの番組「ひるのいこい」がちょうど始まり、あののどかなテーマソングが流れます。ほっと癒されるメロディーでNHK朝ドラ「エール」の主人公のモデル「古関裕而」の作曲によるものです。
NHKラジオの長寿番組「ひるのいこい」は全国各地から寄せられるお便りとリクエストが魅力ですが、やはりこの郷愁を帯びた古関裕而メロディーは、それまで正午のニュースの折り目正しく、ニュースの内容によっては緊迫感などを感じるのですが、その雰囲気を一気にほのぼのとした空気に変えてくれます。
1952年(昭和27年)に放送を開始した「ひるのいこい」。番組の演出は生放送。お便りにくらしの文芸、リクエストが続くこの番組はあえて「アナログ感」を大切にしているそうで、古関裕而の作ったこの曲はとにかくぴったりなのである。
まとめ
このように、長く続く番組の「顔」となるような曲もあれば、番組自体が数ヶ月と期間が決まっており、その期間視聴者をその番組へと(特にドラマは)さらに深く引き込んでくれるような曲もある。
そして、その後も曲だけが独立して聴かれ、歌われて残る曲も多い。
テレビにおいても音楽の持つ役割はとても大きい。
最後に・・・・3分ではお料理はできあがりませんけど、きっと「すぐできるよ・簡単だよ」っていう意味なのでしょうね😁