生徒さんの声より 「歌に寄せて」1
年に2度ほど「歌と私」「歌いに出ること」「一緒に歌っての感想」などを各クラスで一人ずつ教えてもらいます。そのときの言葉とそれについての説明をさせていただきます。
1、みんなで集まって歌って、たまにこのように人前で話すのは励みになる
・現在はコロナの影響で集まることが少しこわく感じている人も多いのは確か。まして、歌うとなると心配。そういう時だからこそ勇気を出して参加して「会えると嬉しい」がじんわりきます。
・人の前で話すのはいや、という方もおられるでしょう。でも、みんなで耳を傾ける時間もたまにはいいです。私はこのそれぞれのお話を聴くのが好き。
2、ひとりぐらしで喋ることが少なくなりました。たまに友人と電話すると「声がおかしいね」と言われたので歌って声をトレーニングできるといいな。
・時々昼寝をしていて、その時に電話がかかってくる率が高いです。そうするとどんなに取り繕ったとしても「風邪ですか?」「声が少しおかしいけど・・・・」と言われることがあって「寝てました」とは言えず「あ、ちょっと午前中張り切って歌ったからかな」とかとっさに言ってしましますが
人は「声」に敏感です。そしてそのときの調子や感情は「声」に出るのです。
・やっぱり「声」を出すことが減ると「出にくい」ということが年齢が高くなればなるほど感じられるのです。
・鼻歌でいいので声を出す。あるいは1日の終わりに軽くでいいので本の文章の数行、または新聞、目に付く文字を読んで声を出す。今日はほとんど喋ってないな、と思ったらそのままにしないで少し声を出すことが大事です。
3、声を出すと気持ちがよい。す〜っとする。からだにいいのかもしれない。
歌うとすべてが(心も体も)活性化されるように感じる。
もっともっと声が出るといいな 筋肉ももっとつけたい。
・いいところに気がついてもらえました。声は喉周りを使うだけでなく、体の中の多くの部分が気がつかないうちに使われていますし、息が通り抜けるような、そんな風通しがよくなった感じがします。
・からだも心もちょっと塞がった感じになったらぜひ歌を歌うことをおすすめします。
4、歌うようになって呼吸が楽になった。深くなった感じ?みんなに会えるのが楽しみ!
・人は呼吸を1日に三万回ほど行っているそうですが歌う時にはしっかり吐きますからそれがいいのかもしれませんね。
・歌いに行くとみんながいて、言葉を交わしたり、一緒に声を合わせることはとても楽しくて!
5、ピアノの伴奏で歌えるのが楽しい。
・カラオケもいいけれど、ピアノの生の伴奏は気持ちよく歌えるのでは?音量やテンポなどにも工夫を。
また、歌いやすくほんのちょっとだけ背伸びした調(キイ)をその場で選択しながらです。声の調子を聴きながら。わたしにとってとても楽しい作業。
6、一人で歌うのとくらべてみんなで歌うと気持ちを共有できるから好き。
・そのときに一緒にいる人と感動を一緒に味わえる気がしますね。声を出すことでさらに。
7、歌によってその光景が目に浮かぶ。涙が出てくる。特に「秋桜」
・「秋桜(コスモス)」は好きな方が多い歌。一番の最初の「うすべにのコスモスが秋の日の」の次の言葉に行くまでの間が難しいのでいつも一緒に予備練習をしてから歌い始めます。
前奏が流れたらその世界に入れるような感じで、歌い続けるほどに歌詞が心にダイレクトに響きます。
その情景が目に浮かびますね。母の日の近くと秋になったら歌う曲です。
8、介護が終わったのでこれからは自分のために楽しみたい
・子育てが終わると今度は気になる親のこと。なかなか自分のための時間を作ることができない場合も。
介護の途中の方もどうか合間に歌いに出られたらいいですね。ほんのちょっとでもいいので。
9、懐かしい歌を歌うとその頃を思い出して、若返ってる!!
・ちょっとしんどいなあ、と思っていても帰るときは足取りも軽く、ということはあります。
懐かしい歌でその当時のことや想いを思い出して気持ちがよくなることはよくあり、やっぱりいい気持ちで帰ることができます。
10、声の訓練をしながら新しい情報を得たいと思っている
・懐かしい歌だけではなく新しいものも「知りたい」「歌いたい」という気持ちもキャッチして
挑戦してみます。「難しい」と思ったものも回数を重ねるとすらすらと・・・・
声も出しているうちに出るようになってきます。
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声を出すとすっきりする。そして、声を出すのはどうやら喉周りだけではなくて体全体を使って
出すとよいようで、なんとなくそのコツがわかってくる。
古く懐かしいものだけではなく、いくつになっても新しいことに興味を持ちたい。
そして、みんなに会えるのが楽しみ!
現場からの声でした(笑)