【リズムのこと】裏拍を感じてみる


(後日動画での説明とリズムトレーニングを載せる予定ありです)

裏拍を感じて歌うともっといい感じになる歌もあります。
少しトレーニングしてみませんか?

裏拍で手を打つくことができますか?

1963年の6月15日にアメリカのBillboardで一位になったのはあの、
「上を向いて歩こう」です。
原題は日本語ですがあちらでは「日本の食べ物」である
「すき焼き」が名前につけられて「sukiyaki」になり、
レコードは60カ国以上でカヴァー。なんと1300万枚売れたとのこと。
全米のチャートで日本の歌が一位になったのはこの曲だけで
それも3週続けてということなので大変なことでした。

講座やコンサートでこの曲をみんなで歌う時は多いですが
「リズムのノリ」でちょっと困ることもあります。

それは、裏拍でリズムを感じることができない、後打ちができない人が
結構いらっしゃいます。
表の拍でリズムをとってしまうとちょっと違った感じになってしまうのです。
手拍子も裏拍で感じて叩いて欲しい、でもできない人もいる。

リズムのトレーニングする方法はあるのでしょうか?

それで、今年の初めの講座ではそれをちょっといい感じにできるような
リズムトレーニングを行なってみました。

どのようにすると良いか説明します(文章で表すのは難しいですが)

四分音符を4つに分けて、16分音符が4つ。
それを1234と考えて、その3を強く打ってもらいます。

124はごく軽く叩いて、3だけしっかり。

そのあと、124は私に任せてもらって、3だけ叩いてもらいます。

そうすると、8分音符二つ♫並んだ時の二つ目が強くなる
裏拍が強めのリズムになります。

裏が感じられるというわけです。

それで軌道に乗せて、一緒に手を叩きながら
「上を向いて歩こう」のメロディを入れていくと比較的うまくいきます。

裏拍で感じて手を打つことを、「できないから」と諦めてしまう、
あるいは違ったまま、という場合もあります。

リズム感というものは小さな頃から自然に身につくので
大人になってから直すのは難しいと感じるかもしれませんが
やってみると案外スムーズに出来るかもしれないです。

合唱でのリズムの感じ方はさらに大切

合唱ではもっと複雑なリズムをみんなで合わせて歌います。
ちょっとしたリズムのずれが人数が多くなるととてもバラバラとしてしまいます。
だからリズムのトレーニングは大切。
歌う人もピアニストさんも指揮者、指導者もトレーニングすると
もっと気持ちよくノリが加わり、曲に輝きが出る。

こういうことは伝え方伝える時期が大事で、
楽しみながらトレーニングできるように
指導者はそう言ったタイミングのことも考えながら
やっていくと良いですね。

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