春は名のみの風の寒さや【早春賦】歌詞の解説
(近いうちに動画を作ります・歌詞入りです)
2月の節分~立春になると「早春賦」や「仰げば尊し」「蛍の光」などを歌いたくなる。
早春賦の歌詞をわかりやすく現代の言葉にしてみようと思う。
ご参考まで。
1番
春とは名ばかりで風は冷たいではないか
谷の鶯は「そろそろもう鳴いてもよいかな」と鳴こうとするが
いやいや、まだ早い、と
声を出すのを我慢している
2番
氷が溶け、葦もそろそろかと芽吹く準備をしている
もうそろそろよいか、春かと思ったがあいにく
今日も昨日も雪の空である 。まだ寒いのだ。
3番
春だと聞かなかったら知らなかったのに(まだ寒いから気がつかなかったのに)
聞いてしまうと気持ちがもうたまらなくなってしまう。
この気持ちをどうしたらいいの?一体どうしたら?
そんな今頃です
吉丸一昌作詞、中田章作曲による作品。
作曲の中田章は中田喜直(夏の思い出・雪の降る街をなどで有名)の父上です。
モーツァルトの「春への憧れ」や「知床旅情」と曲の感じが似ています。
追記
学生と関わることがあるが、こちらが当然知ってると思って「夏の思い出」などを例に出しても知らない場合が多くなってきました。そうなると中田喜直さんのお父さん作曲のこの作品はもっと歌われなくなってきているかもしれません。
懐かしい歌、できれば歌い継いでいきたいですね。