懐かしい曲のパターンを考えてみよう
前奏→1番→間奏→2番→間奏→3番→後奏というパターンが多い。
間奏が素敵な楽曲ももちろん多いけど
間奏なしでぐんぐんと畳み掛けてくるような
そんな曲にも魅力を感じる。
「畳み掛けてくるような感じで、間奏がないか少ない曲」
の例を探してみた。
ペギー葉山さんの「南国土佐を後にして」がそんな感じだ。
「坊さんがかんざし?」あらあらら、、、と言う間に
2番へ突入。
「とさの~高知の~」ときたらその次には
「よさこい」と歌いたい。
でもそこは最後までおあずけである。さっさと次へ行ってしまう。
曲の最後の最後まで「よさこい〜よさこい」は出てこない。
間奏も2番と3番の間に少しです。音楽が始まったらずっと伴奏に乗って前に進むのだ。
そして最後にやっと
「よさこ~いよさこい」
と歌って
とても安堵する。やっとおさまるかんじ。
この歌が大好き。
テンポも調子よく
やみつきになります。
きっとこの短調のメロディーも人気の秘密だろう。
もちろんペギー葉山さんの豊かでまろやかな声も魅力的。
「鯨(クジラ)」も歌詞の中に出てくる。
私が初めて鯨の肉を食べたのは学校の給食で、最初はすごく抵抗があったが
食べてみたら独特の味に(当時は竜田揚げで給食に出てた)ハマってしまい
給食で時々出るのを楽しみにしていた。
現在はクジラは簡単には食べられないしもちろん給食には出てこない。
「はりまや橋」という歌詞も出てくる。
「土佐の〜高知のはりまや・・・・」という風に
歌詞がとてもおぼえやすく歌いやすいのが魅力で大ヒットしたと聞いている。
他のペギーさんの曲とは雰囲気が違うな、と若い頃に思っていた。
しかし、まろやかな声とゆとりのある歌い方はどんなジャンルを歌っても
人を虜にさせる。