合唱を始めた8歳の頃、ソルフェージュの訓練は特にはしなかったと思うのですが、11歳でピアノの先生が大学の先生に代わり、歌もコールユーブンゲンも、聴音も全部みていただくようになり、そこから訓練をきっちり始めたように記憶しています。
大人になってもちょっとした隙間時間で音程の練習や短い曲を初見で歌ったり、歌い込んだりして少しトレーニングすると何歳になっても伸びる、と確信しています。
毎日ちょっとずつの音楽のお勉強時間、増やしてみてくださいね。
ああ、もっと体力があったら毎日でもそういうの配信できたら良いのですが。
あとは中高年にピアノはとても良いのですがいきなり大曲を弾くことは難しく、やはりこちらも大きな山を目の前にして挫けそうになることもあると思いますが「現在の実力で少し簡単にできること、短い曲など(8小節程度)を弾く練習」がおすすめです。一曲を弾きこんでできたら次へ。
実力よりかなり先の曲より「今できることを伸ばす」ことからが良いのかな〜と自分自身も思います。でも、目標も大事なのです。好きな曲を見つけて計画して進むのもおすすめです。
音楽は楽しみながら、しかし日々少しずつトレーニングを重ねることで必ず山に登れます。
ただ方法を間違えると砕け散ることもあるので、少しずつです。
もう先の時間があまりない・・・・と焦りも感じるかもしれませんが、それでもコツコツと。
あと一つアドバイス。声ってとても微妙で、前はきちんと歌えていた、正しい音が出せていたのによくわからなくなることもあります。
そういう時は録音するか、誰かに「ねえ、これ合ってる?」と思い切って聞いてみるのはどうでしょうか?それで合っていたら良いし、もしも外れ気味だったら直して行けば良いですね。
よくある「ピアノをカンカンと鳴らして」注意されてもよくわからない。それで直るならとっくにできている。
人の声には人の声で「一緒に声を出して合わせていく」のが良い感じがします。
オーディションでは結構な確率で「1オクターブ違って出しておられる」ことに遭遇します。それでも一緒に声を出してあげたら気がつく。
最初の音がきちんと取れたらそのあとは歌えると思う。それも訓練である程度のところまではいくと思います。
もう歳だから、と自分の可能性を止めてしまわないで。いつでも前に進めます。