昨年の冬からまたコロナの影響が大きくなってきて
今年に入って歌の会も座学が多くなる。夏になって少しだけ緩くなったけれど。
毎回「何をテーマにしようか?」と模索。
やはり日本の歌は「歌詞がいいから作曲されるメロディーもいい」と思うので
西條八十、安井かずみ、北原白秋、をクローズアップして話を進め
曲の背景やそれぞれの時代のこと、その曲にまつわる話、それに関連した曲や人物のことも
話しながら、楽曲を聴いたり、ハミングしたりして進める。
「悲しくてやりきれない」 サトウハチロー作詞 加藤和彦作曲
詩が先にできてその後作曲が行われるというスタイルではないもので有名なのは
1968年の「悲しくてやりきれない」でしょうか。
ザ・フォーク・クルセダーズの二枚目のシングルとして予定されていた「イムジン河」
この曲は事情があって発売が自粛されました。
これについてはまた後日「放送禁止歌」その他の本から得た情報を書きますが
急遽新しい曲を用意する必要があったので加藤和彦さんはギターと共にフジパシフィック社の会長室に三時間入れられ、
その時間の2~30分でこの曲のメロディーを作り、カセットテープに吹き込んだそうです。
そしてその「音」(メロディー)を持って初対面のサトウハチローさんのところへ。
1週間して歌詞が出来上がったとき、これでいいのかな?と思ったけれど歌ってみるとこれがメロディーとぴったり合っていて・・・と言うエピソードがあります。
曲が先行してもいい曲が出来上がった。
その順番はもう現代ではあまり重要には捉えられていないかもしれません。
そういう当時の話を調べていると、なるほど〜、とか「ええそうなの?」と思うことがたくさんあって読書の時間が楽しいです。
「悲しくてやりきれない」歌ってみました。(吉井江里音楽ちゃんねる)より
では「イムジン河」とはどんな曲か
[イムジン河]
「帰ってきたヨッパライ」も懐かしいですね。
韓国のフォークシンガー 「イ・ラン」のイムジン河
彼女の歌は2020年の2月に岡山市のお寺で聴きました。それが最後のライブ鑑賞でした。
もちろん、それからもこそこそと色々コンサートには行きましたが
常にコロナへの不安とか日々の不安が渦巻いてい何も考えない普通の生活ができていた時の最後に聴いたライブとなり、心に深く残っています。
この曲が発売が見合わされたことについては後日加筆します。