「国宝」を観たら
すごく真剣に自分のことや仕事のことを考えることになった。
稽古、真剣に より真剣にしたいし、できるだけのことを
短時間で伝えたい。

ある人にご自身の出られる演奏会の案内をいただいたのだが
私の教室の人は「ただ楽しく歌っている」と思われているらしく
クラシックをもっと広めたい、と真摯な思いをぶつけられた。
しかし、私は思う。
クラシック、と区切るから
余計に敬遠される。
ジャンルを区切らず、いいものはいい。
私のクラスの皆さんそれぞれに好きなものをチョイスして
勉強したり観に行ったり励んでいる。
それは「これを観なさい、聞きなさい」というのではなく
自分で選ぶといい。案内はもちろんすることもあるけれど
押し付けるようなことはちょっとね・・・・
だって、宣伝にこられて教室に入ってもらったら
それはその時間を、みんなの時間を奪うことになる。
みんなはその時間を買っているのでもある。と思います。

だから、無理な勧誘はしないけれど映画『国宝』はお勧めします。
稽古がもっと楽しくなると思うので。
歌舞伎や日舞や長唄などに特に深い思い入れがなくても
何かしたくなっちゃうようなそんな映画。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪
合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やコンサート活動など、音楽を目一杯楽しんでいます。
歌の伴奏が好き。日本リードオルガン協会会員。