昭和20年の8月15日に終戦。その年の12月24日にNHKラジオで「外地引揚同胞の夕べ」という番組が放送され、そこで「里の秋」が11歳の川田正子さんによって歌われ、大きな反響を呼びました。
歌詞は昭和16年にできていましたが、国のため、大きくなったら兵隊さんになりたい、など終戦直後の放送としては適切でない歌詞もあり、題名は「星月夜」から「里の秋」へ。そして4番がカットされて3番も少し歌詞を変更してメロディーがつけられました。
楽譜に「かなしく」と書かれているこの曲。単なる秋を想う曲ではない。歌詞とともに、明るいけれど胸を締め付けてくるようなメロディー。現在の私たちが感じることのできない「戦争」によるなんとも言えない影響や、南の島へ行った兵士たちの望郷の想いなどを感じさせられる曲です。
1コーラスのみの短い動画です。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。