なかなか朝ドラが昼になっても夜になっても観ることができないので(つい忘れて時間がすぎてしまう)
またNHKオンデマンドに入り直して(NHKプラスもありますが)先週の「エール」をざっと観ました。
薬師丸ひろ子さんの歌唱のシーンも観たかったからです。

先週の一週間の「エール」は涙無しには観られなかったです。戦争は昭和20年に終わりましたが、30年代に生まれた私たちの生活は戦後すぐのような感じではなかった気がするのと、戦争のことをちゃんと教えてもらっていなかったし、知ろうともしなかったし、知ろうとしてはいけなかったような感じがしていました。

以前合唱のクラブで「一本の鉛筆」を歌った時に、会の反省時に数人の方から「戦争を思い出したくないのに・・・・こんな歌は歌いたくなかった」「わたしも」という声がありました。
また別のところでは「一本の鉛筆を歌いたい。いい曲です」と言われる。
いったいどうしたら?と思ったのです。
歌声喫茶の歌集には「原爆許すまじ」が載っていて、たまにリクエストがあり、わたしは知らなかったけれど楽譜があるので弾きました。歌ったあとで「原爆という言葉は出したらいけないと思って生きてきたのでこの曲は歌ったことがない」というお話も聞きました。

現在では岡山の中学では多くの学校が平和教育で広島へ研修旅行に行きますね。
私も近年まで行ったことがなかったので幼なかった子供たちを連れて、ミュージカル鑑賞と広島の原爆ドームなどを観に行く旅行をして、はじめて現地に行きました。

前は戦争について言葉に出したり、活動することについては特別な感じがしていました。
でも、こうしてドラマなどで作曲家の人生と重ねて移り変わりを観るとその感じがよくわかりました。
軍歌(今は戦時歌謡など、様々な呼び名で言われていますね)の「露営の歌」や「暁に祈る」あたりまではオルガンで弾くことができたのですが、それ以上はやはり「戦地へ駆り立てる」感じに思えて
軍歌の楽譜集は持ってはいるけれど弾く気持ちにはなれませんでした。

さて、今週のエールでは「池田」という脚本家が動きを見せる様子。この人こそ有名な「菊田一夫」です。また「鐘のなる丘」あたりから弾いていこうと思います。古関さんの今のもう曲は書けない、という想いを菊田一夫がどのように説得して一緒にあの名作を作り出していくのを描くかが楽しみです。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。