遠い記憶・・・・東京行きの新幹線で東京が近づいてくると

昨年の1月のある日曜日、「情熱大陸」を観ていた。どうしようかな?と思ってた。知らない俳優さんだったからだ。
少し前に若い女優の回を見てぐったりしたことがあったからだ。それは最悪だった。
でもシャワーを浴びて出て来てなんとなくテレビをつけたら情熱大陸がはじまっていて、この人よく知らないけどみたことあるわ、とそのまま見続けた。


以前に家族に言われたことがある。「どうせ面白くない」と見もせずに言わないで見てから判断したらどうか?ということを。
そうだな。見てよかったな、いや、ほとんどの場合その道で頑張っている人ばかりでその努力や仕事の現場を撮影されたものはやっぱり面白い。少々出尽くした感じもあるけど。


それで、その山田裕貴さんの回で最後の方で故郷へ帰って、東京へ再度出てくるとき、東京が近づくと「戦場だ」と思ったという話。わたしはそこまで戦わないでいたけれどやっぱりそのなんともいえない気持ち、よくわかる。学生の頃、休みになると田舎へ帰る。そしてまた上京するときに東京駅が近づいてくるとなんとも言えない気持ちになった。


そして、その反対を言われてた人のことを思い出した。東京生まれ東京育ち(時々海外生活)の彼は「ぼくらはその東京が近づいてくると、故郷に帰ったなんとも言えない安堵の気持ちをかんじるんですよ。ああ、帰ってきた、と」と、そのことを歌にしていて、それを聴いてすごく心が揺さぶられたこともある。彼は東京生まれの東京育ちでふるさとは東京だから。


地方出身者にとって「東京」はやっぱり憧れる街。


そうだ、なんだかんだと言っても忙しい合間をぬってあちこち出かけていたしある事情でものすごく忙しい毎日になったけどその前はよその国にも行けてた。

一昨年は足の火傷がひどくて本当にどこにも出ることができなかったな、と。
昨年はコロナでどこにもいけず。
またいつか機会を見つけて飛び出していこうと思う。


でも、今はまだ無理ね。どうなるんだろう?いつなのかな。自由は。


ちょっと年齢を重ねて勉強や視察に「東京」へ行くのはとても楽しい。品川で降りることが多いけどワクワクする。それは学生の頃や、家族の用事でよく行ってたときとはまた違った感覚。普段車ばかりであまり歩かないのになんだかしっかり歩けてしまう。不思議。
また出かけていこう。
関東に住む家族はどうなのだろう?故郷よりももう都会の方がいいのかもしれない。

六本木ヒルズより
六本木ヒルズより

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。