ベートーベンのピアノソナタの説明をするために久しぶりに弾いた。
32曲のソナタ。結構弾いてるつもりだったけどそうでもないことがわかる。一曲につき3楽章、もしくは4楽章まであるので量は多い。
若い頃はベートーベンの曲はなんとなく硬い感じがしていて、とにかく早くショパンやドビュッシー を弾きたかった。
でも今弾いてみるとすごくいい・・・名前がついてないソナタの二楽章などにも❤️な気持ちになる。

昔から何かでピアノを弾く仕事があったとき、かならず8番の「悲愴」の第二楽章を弾いた。何度弾いても好きだし飽きない。ビリージョエル(ご存知ですか?)もたしかこの曲に歌詞をつけて歌ってた。ビリージョエルのストレンジャーとか好きだったなあ・・・・

あとは「月光」ソナタ。一楽章は好きな人が多いでしょうね。病床で父がスマホでヤフオク(オークション)をしててキーボードを落札してそれを私が病院に持ち込み、ベッドの上で練習してた。
「えりさん、これ弾けるようになるかなあ?できるかなあ?」と「月光」を弾くつもりだったみたいだが、そこまではいかなかった。でも指のトレーニングはしてたようだ。結構死ぬ間際までいろいろやってたと思う。

今ちょうどシネマクレール岡山で上映している映画「ドライブ・マイ・カー」の予告を観ていたら、ベートーヴェンのピアノソナタ「テンペスト」の終楽章が流れてきて、この映画も観たいしこの曲も弾きたくなった。夜中なのでできないけれどね。予告の46秒あたりで流れます。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。