新宿の映画館の近くのモスバーガーで友人は言った。
「あそこでハンバーガー買って映画観に行こう」と。
「え~?ハンバーガー?」「うん」「食べにくくない?大丈夫?」

それまでのハンバーガーというと当時は「食べにくい」
「デートの時などは男の子の前では食べたくないな」と思っていたのと
「こぼれちゃうんじゃないかな?」と思ったけれどその人は「大丈夫だよ」
その上、「マヨネーズたっぷり」ってオーダーして

それで観に行った映画は「ブレードランナー」今だったら絶対にハンバーガーを食べながら観ることはできないなあ・・・・・

今私がよく行く映画館は飲み物はおろか食べ物なんて持ち込めない。ポップコーンなんてもってのほか。清潔に、静かに、映画を真剣に鑑賞する人しか入れない場所だから。

でも実はその日、モスバーガーを初めて食べて「なんだ!これは美味しい」と思ったのも確か。映画の中のあのカオスな街並みとモスバーガーの照り焼きとマヨネーズの味がセットで思い出される。

映画館でにおいがするってのがちょっとね。「めがね」を観に行った時は持ち込み禁止なのにお隣の人がおにぎりと「奈良漬け」を出して食べていて匂いがすごかった。独り言も連発だった。思わず出たんだろうね。

いまだに「ブレードランナー」は好きな映画。レプリカントの切なさと当時まだそんなにコンピューターは進んでいなかったけれど、コンピューターで落とした鱗と画像を解析していくところが好き。

モスバーガーはそれから10回は食べたかな?いや、もっと少ないかもしれないけれど食べるときにいつも思い出す。あの新宿の映画館のことを。

当時は二本立てでしたよね。同時上映の「ファイヤーフォックス」も最後の方で、研究者たちが戦闘機の(?)並んでいるところの狭間からクリントイーストウッドが進んでいくのを見ているシーンが好き。

そうやって好きのかけらを集めてなんとなく元気出してる今日この頃です。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。