最近買った二冊の本は淡谷のり子さんに関する本。
一冊は淡谷のり子さんが多分しゃべったことを本にした遺言というタイトルがついたもの。

この本は一度読んだことがあると思う。図書館で借りたような記憶がある。字が大きく、高齢者がメガネなしで読んでも大丈夫なような感じ。あっという間に読めた。
この中で気になったのは週の曜日ごとのケアの話。ケアって高齢者としてケアを受けるのではなく、歌手として、女として自分をどのようにケアしているか。エステやネイルなど、美容のことが多い。年齢を重ねてもきちんとしてるのだなあ・・・と。
巻末の方ではやはり今の(その頃はそうだったかもしれない)歌手がいかに下手か、勉強してないかについて述べてあって、ああ、そこまで言わなくても、と思ったけれど
そのあともう一冊の「別れのブルース」という彼女の92年の人生を生まれた時からのその生家のことから書かれた本を読んだら「なるほど」と思った。

淡谷さんの声楽の先生はとても厳しく、毎日、朝と夕方レッスンをしてくださった。
それでお約束は「自分の歌う歌は写譜しなさい。書きなさい。そして歌詞は1、2、3と色分けして・・・」
そうだった。私たちも書いていた。
私の先生が「おまえはこの曲は移調して歌いなさい。伴奏者にちゃんと移調の楽譜を手書きで渡すこと」と夏休みにおっしゃって、急いで書いた。これまでになく美しく。
その曲はブラームスの「5月の夜」で、淡谷さんは卒業の時にこれを歌って、やっぱり写譜したそうです。私はその楽譜、一番綺麗に書けた楽譜を最近までとっておいたけれど捨ててしまったかもしれない・・・・他のも。なんでも捨てるのは良くない。
そして自分の手で書いたものです。先生からお借りした楽譜とかもね。
コピーもあったけれど自分で書く。先輩たちの伴奏をするときも手書きの譜面を沢山いただいた。
恐ろしいほど音が多い楽譜もあって、気の毒だった。先輩が。


コピーがあまりにも簡単にできるので、そういうこと忘れてしまってたかも。
暗譜できない、じゃなくて書けばおぼえられるんだった。
これから先、人生終了まであまり多くの時間はないけれど、そういう「初心」の様な気持ちはやっぱり忘れてはならない。

それからやっぱりもっと歌わなければ。さらりと歌うのではなく、昔の様にもっと丁寧に、諦めることなく。
それはピアノにも言えること。
どうしてもズルくさらりとやってなんとかなるものだから。

明日、腰が痛くなりません様に。やりたいこといっぱいあるので。
それと、もうあそこまで働かなくていいと思うので、もっと勉強したいです。

ではおやすみなさい。

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Photo by Luigi Colonna on Unsplash

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。