ショパン大好きなんですけれど、コンクールの演奏をゆっくりと順に聴いています。
YouTubeなので「聴く」というよりは「観る」要素も多い。

2次予選ともなると、演奏時間も長くなって大曲が続きます。
日本勢頑張っています。手に汗握って見ていると、レッスンの思い出が溢れてくるんですが
昨夜はある合唱祭の舞台リハーサルの日のことを思い出しました。

どうして昔のことってこんなに鮮明に憶えているのだろう?脳は不思議だ。

ある、合唱祭のゲストで私の先生がピアノを弾いてくださることになり
リハーサルに立ち会いました。先生は「えりちゃん、ちょっとバランスとか聴いてみてね」と
言われたので、合唱のリハーサルが終わった私は客席で聴いていて
その聞こえかたなどについて、先生にお伝えしました。
その時の曲目がショパンのソナタで、もう一曲ラヴェルの曲を。
同じくリハーサルにはその会の会長先生も立ち会っていて、お二人は昔々の師弟関係にあり
3人で時々話すことがあって・・・・・
3人で会うことは少ないのでその日とても嬉しくて。
それから3人で会うことはなかったかもしれない。
それぞれには別に会うチャンスがずっとあったので
まだしばらくは会えると思っていた。

ピアノのその先生が亡くなられたとき、会長先生に電話した。
本当に悲しんでいらした。
それから数年してその先生もいらっしゃらなくなって
すごく寂しい。
ピリッとした意見をよくお二人からもらっていたから(意地悪ではなく)
そういうことを言ってくれる人がいないのも寂しいし、
誰よりも応援してくれた二人だったから。

中には動きを阻まれるようなことも経験したし
今までには驚くようなことがいっぱいあった。
お二人はそういうことが一切ない、
本当に「美しい音楽とともに」生きているお二人で
若い人でもなんでも、頑張っている人を心から応援して、
チャンスを与えてくれた人たちだった。

だから、またショパンを聴きながら
そんなことを想いながらさめざめと泣いてしまうのであった。
優しい言葉と声、姿、そのシーン、
ちゃんと再現されるんですよね。頭の中で。
いや、心に入っているのかな?

暗くてごめんなさい。
でも、その後、がむしゃらに練習するのです。それでなんかスッキリする(笑)

大事な人がいつまでも自分のそばにいてくれるとは限らない。
今、その瞬間を大事にして、感謝の気持ちを持ちたいですね。

私は、不信感を抱くとさっと前から消えることがある。
もう会わなくても後悔はない。
でも、それはそこまで、ギリギリまで我慢したんですよ。
でも、それ以上は無理なのです・・ということなんです。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。