日記というか、3日から仕事が始まる緊張。緊張について。実技テストの感覚 まだ忘れられない緊張感

高校生の時も音大生の時も、また大人になってから受けたオーディションとか、
グレード試験とかもドキドキドキドキでした。
前夜の気持ち。朝の気持ち。自分の番になるまでの気持ち。

特に、自分より前の何人かの演奏が聴こえたり同室であって、座って待っているときもうなんというか、自分がどこの鍵盤から弾けばいいかとか何調だったっけ?(前の人の曲の調に惑わされてしまうのです)
仕事で演奏したりおしゃべりするときとは違うのです。

でも、そういうのを何度も何度も重ねて大人になるそのたびに長く続く練習の階段を上り下りし失敗で落ち込んだり、弾けるようになって充実感を得たりしながら上がったり下がったりしながら頑張ってきました。
でも、大人になってそういうことが減るとたまにはあの感覚を味わいたいなどと思うものです。

一番難しいなあ、と思ったのは、試験で部屋へ入るなりプレートを見せられて、その指示通りの調のスケール(音階)を弾くことです。「Gdur(ト長調)の属調」とか書いてあったり、記憶があいまいではありますが、右手と左手を三度とか6度の関係でハモらせて弾くようなテストもあったような気がします。

一度だけすごく困ったテストがありました。
ソルフェージュの分厚い本の中から一曲選んで、先生の前で歌って踊るテストです。もちろん、今ならどうにでもなりますが、当時はどうしたらいいのかわからなかった。もうしょうがないのでインドの踊りみたいなのをやったような・・・・そのソルフェージュのその曲があまり踊るのなどには適してないような超真面目な曲だったのも原因だと思いますけど。

入試もいくつかの実技テストがあります。勉強の方の現代国語と英語の他に聴音、楽典などがあってそれは教室でみんなで受けます。その後、実技テストが2日間に渡ってあり、わたしの学科は「ピアノ独奏」「声楽」「新曲」「コールユーブンゲン」(なかったかも)、面接はなかったかな?いや?記憶にないです。
現在ではここまで厳しくないらしいですね。比較的受けやすくなっているのでは?

コンクール(ピアノ)などもありますし、伴奏でも何度か受けました。
高校では学期ごとの期末、夏休み明けも実技試験です。だから、音大を出た人はそういうのをずっとクリアしてきているので相当度胸があると思う。
しかしかなり前なので薄れてきているのは確か、、、、、

では、今日も良い1日を

今日は緊張してます。コロナ後のはじめての仕事ですので

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。