冬至とか命日とかお正月とかクリスマスとか色々ある年中行事の中に担当している岡山大学グリークラブの定期演奏会があります。そういえばもう命が燃え尽きる寸前の父親の病院の帰りにも演奏会へ行った。足を包帯でぐるぐる巻きの時もあったし、腰をやられて歩くのがやっとだった時もある。思えば私は12月は苦手だった。いつもキツいから。今も、コロナで少々キツいが、ちょっと慣れているので昨年ほどではない。

岡山大学グリークラブの第68回定期演奏会が開催されました。今、全国的に色々が少し緩んでいたり「今しかない」感じで積極的に様々なことが進められている中、やっぱり「合唱」ということでリスクの高さを考慮して、無観客で、配信はありますが関係者のみ、というのは賢明な選択だと思います。

この状況の中、新入生の入部は三十名を超えるということに。全学年合わせて100人弱の団員で演奏会に向けてスタート。例年のように合宿もなく、行事もなく、練習すら少ない中での開催はとても苦労があったことと思います。それでも続ける彼らの演奏会。ゲネプロから会場で最終チェックさせていただきました。と言っても見守ることだけですが。

通常の練習では学生指揮者の二人の指導を担当。みんなに歌ってもらいながら指導していきます。今年はやっぱりすごく少ない回数しかレッスンできませんでしたが二人は着実に曲への理解を深め、どういう声がここでほしいか、どう歌わせたいかなどよく勉強して、特に正指揮者はこういう状態が2年続いた中で、冷静によく頑張ってまとめたと思います。そして、とても心のこもった指揮ができていたのでハッとさせられました。自分自身の音楽への向き合い方について考えさせられ、アドバイスをもらったように思います。こんなに立派に成長した二人や合唱団の演奏を生で聴いてもらえないのは残念でしたが、次回に期待したいです。

私は、会場には本当に限られた数人しかいませんでしたのでまるで私のために歌ってくれているようで、21列目でそのパワーを全身に浴びながら聴きました。配信しているので大きく拍手できないのでどうしたものかな・・・と思いながら聴いていましたが、そうだスタンディングオベーションすればいい、そしてアンコールのあとはスマホの懐中電灯の機能を使って精一杯の感謝の気持ちをあらわしました。

演奏会の肝になる部分は選曲からだと思いますが、自分たちの心情を伝えるのによく合った曲を選んできたと思います。そして、ピアノの角田奈名子先生には昨年からピアニストとして皆を支えて頂いてますが、第九でもお世話になっている先生で、今回も非常に素晴らしいピアノを聴かせていただきました。伴奏、というよりももう一つのパートとして弾くのがいいかな、と常日頃から思っていますが、まさにその感じ。

演奏会の余韻を感じながら外へ。綺麗でした。来年はぜひこの明かりを見ながらお客様に帰っていただきたいし、第九もできるといいねえ・・・・できるかどうかわかりませんが、努力はしてみたい、やっぱり合唱はいい、と心躍らせて帰宅しました。

演奏会にスタッフとして入る場合は岡大の方から当日Googleで健康観察の報告を出す必要があったり(スマホで)今までにない工夫が見られます。そうするともしも感染者が出た場合追跡ができますからね。


この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。