過去の新聞記事を切り取ったものが出てきました。捨てようかどうしようか迷っているノートに貼り付けてある。
でも、もう少し残しておこうかな。

その中に俳優の「香川照之」さんの記事が。彼は日本の映画にはもう欠かすことができない重要な役どころを演じることができる俳優ですがその記事は「20世紀少年」「トウキョウソナタ」などの封切りの頃のもののようです。
そしてNHKのドラマ「坂の上の雲」の撮影真っ最中と書いてある。と言うことは2009年頃の記事であろうか。映画やドラマの撮影の現場というのは何かのドキュメンタリーや本などでしか知ることができないがハードであることだけはなんとなくわかる。

俳優さんも撮影が続くととにかく忙しい日々であろう。体調管理がかなり難しいと思うのだが香川さんが心掛けていることは「太陽が沈んだら寝て、昇ったら起きること」と「仕事を仕事、と思わないこと」らしい。
「仕事」だから、と思うより「自由に好きなことをやっている」と思うこと。
仕事の時も休みの時も「好きなことをやっている」嫌なことを我慢して働いている、と思う必要がないということらしい。
きっと演じることや人の前に立つこと、それについて準備することも全て「好きなこと」なのだろう。
昨今では「好きなことを仕事に」という流れもあるけれど、それはなかなか難しいのも現実。
じゃああなたはどうなの?と聞かれると、私も今は仕事が楽しい。音楽も楽しくて嬉しいことであるし、現場で人に会うのも非常に楽しい。だから続けられるのであろう。

香川さんの記事は続く。
30代の中頃までは自分の演技に満足がいかず悩んだ。演技している時に自分をコントロールしようと無理をしたり・・・しかし「悩まないように考え方を変えた」とある。
「理詰めの左脳からひらめきの右脳に切り替えた感じ」という言葉はヒントになる。
ひらめきは大事にするといいかもしれない。

こうやって過去に「いいな」と思った記事や書き留めた情報のノートはやっぱり捨てられない。何度も開いて見る。
最後に香川さんの役作りについて。
「これまでの経験で自分の中に準備されているものを出すだけ」で自然体とある。経験って「すごいことを経験」することだけではなく、きっと日常の中でも、日々の出会いでも「それをどう捉えるか」「ふとした瞬間を見逃さない」能力も長けてらっしゃるのだろう。
でもそれって過ごし方とか感性を少し研ぎ澄ましたら、その引き出しは前より充実するかもしれない。一般人の我々でも。
ちなみに香川さんの作品の中で印象に残っているのは「ゆれる」のお兄さんの役と
贖罪」の最終話です。他にもあると思う。今パッと「ひらめかない」だけで。


この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。