送り火を焚く前に、仏壇の中にいる人たち全員にコーヒーと紅茶を淹れる。
ひとりだけ迷った。小さい人がいるからだ。もし大きくなっていたらわたしの叔父さんになった人で
戦争が終わってすぐに生まれてすぐに亡くなったと聞いている。そのあと、私の祖母も産後の肥立ちが悪くて亡くなったそうで、戦争の時の食べ物がないとか、不安定な生活だったんだなとかいろいろうかがえます。ジュースがよかったかな?よくわからないので今回は紅茶にしてみた。

20年ぐらい前に、その祖母のお兄さんという人が奥さんと一緒に盛岡から来てくれて、一緒にお墓参り、後楽園とか美術館を見てまわりました。そのときにもう80代だったと思うのですが、生きてるうちになんとか妹のお墓に一度お参りしたい、という気持ちだったようです。
私はそういうことで祖母には会ったことがないので、どんな人だったのかな?と思ったりするのがお盆です。りんどうの花が好きだったということと顔が似てるということ(わたしと)ぐらいしか知りませんが。

迎え火はうまく火がつかなかったけれど送り火はよく燃えた。なんとなくコツがわかったからだ。
しかし、また来年きっと迎え火はそんなに上手に燃やせなくて・・・・と同じことを繰り返すと思う。
来年はどうなのか?
来年の今頃はコロナやわたしたちの生活はどうなるのか?そんなことを考えます。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。