今日は数人の合唱関係者と電話。
「合唱できる、普通に歌えるって幸せなことだったんだなあ・・・」と話す。公民館などでは連休明けから少しずつクラブが戻る場合もあるが、「コーラスはやっぱりだめだそう」「ダンス、日舞などもですって」。まあ本当に今は無理だと思う。内容に限らず「みんなで集まる。言葉を交わす」ということが行われるのは今はまだだめだし、しばらく難しいと思う。

このことが起きる前からいつも思っているのは「今日が最後になるかもしれない」ということ。わたしにとって最後ではなくても、中高年の人たちと一緒に歌うということは、急に病気になったり事故にあったり、家族が倒れたり・・・・といつまでも同じように歌い続けることができないことを何度も経験している。
だから「今日が最後になっても後悔しないように」したい。そう思って働いている。

次に仕事ができるのはいったいいつになるかわからないし、みんなで歌えるのはいつになるかわからないけど、その輝くような日々の光を心のどこかに灯しながら希望を失わずに毎日を過ごそう。

このところ寒い日が続いている。冷えるのでこたつに入っている。今は心もちょっと寒いけれど、小さくてもいいささやかな喜びを見つけてなんとか気持ちを支えていこうと思う。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。