義務教育の間は新年明けて学校が始まるとお習字の宿題を持っていかないといけないのでちょうど今頃頑張って書いていたと思う。
仕事に行くのに「しんどいな、行きたくないな」と思うことは現在はない。少し前は意地の悪い人が現場にいることがあって、行くのが本当に嫌で足が重かった。でもあれはもっと早く「嫌だ」ということを表明して話し合った方がよかったと、過去の自分に言いたい。
それで、そういう心配は今はないので毎日が楽しみである。その期待通り今日は朝も昼からも楽しく過ごし、しかしそれにはちょっとだけ「感染者がなんかすごく多いみたい」という心配の陰のようなそんなものも常に心の奥にある。
もう元には戻れない、と考えて、新しくするということをこの2年ほど考えて自分なりに前に進むようにしていている。
帰って諸々を済ませ、今は外の猫にも湯たんぽの支度をしてテレビの録画を観ながらパソコンに向かっている。坂本龍一さんの12月のライブ(12月11日のオンラインコンサート)のドキュメンタリー。それには演奏も会話も様子も入っていて、涙がじわっと込み上げながらチラッと観ながらヘッドフォンで音を聴いている。何度か生の演奏も聴き、学生時代から常に(YMOの時からずっと好き)傍にある音楽と存在。12月11日はその深夜を跨ぎ12日の明け方5時ごろまで配信があったのだが、11日が第九の本番でくたびれて早く寝てしまい、見ることができなかった。オンラインコンサートの場合、アーカイブが残されてしばらく観られることが多いのだが、そうではなかった。悔しく悲しい気持ちでいたらYouTubeで一曲が公開。またこうしてテレビでもその様子を見られて本当によかった。
人はどうしても永遠ではなくて、歳をとってしまう。でも、音楽は残る。教授のピアノの音が耳の奥にも脳にも心にも沁みる。音楽って、ピアノって本当に素晴らしい。
今日の仕事で歌って帰って、ああ本当に歌って気持ちいい。ピアノ弾くのも気持ちいいな、とつくづく思った。
坂本さん。ありがとう。まだしつこくファンで居続けますのでよろしくお願いします。