【音楽コラム】私の練習の方法 合唱編 1 楽譜を手にしたら

2022年の10月に開催される「岡山バッハカンタータ協会」の定期演奏会に参加することにしました。もちろん、合唱団員として、です。
さて、新しい楽譜を手にしてからどのように練習していくか、また、合唱指導者である私の場合は「団員として歌うだけではなく、指導もできるように勉強していく」ようにしているので、その勉強の過程を細かくお知らせします。何かのご参考になればと思います。

●楽譜を手にしたらまずやること
・楽譜に名前や自分なりの印をつける。それは、宗教曲の場合は楽譜を舞台に持って出ることがほとんどですから裏表紙などには何も書かないです。もしも表紙のカバーをつけるとしても。
ですから表紙の裏とか裏表紙の裏に書きます。私は名刺を貼っていることも多いです。

●インデックスをつける
宗教曲の場合は合唱が全曲を歌うことはありません。ソロの曲もあるので、まずは自分たちが歌う合唱の曲が本を閉じた状態でもわかるように、各曲にインデックスをつけます。もちろん全曲につけて、ソロと合唱の区別をわかるようにしておく。

●歌詞を別に書き出す、あるいは印刷物がある場合はそれを巻末に貼って、歌詞だけが読めるようにする。

●小節番号はほとんどの場合ついていますが、部分的にパッと番号がわかるといい場所には書き足します。指導を受ける場合、何ページの何小節め、というような表現はされませんから。これが一般のコーラスの練習との違いです。もちろん自分が指導するときはわかりやすいように何ページの何小節め、とか、練習番号(記号)などを言うこともあります。要するにその場所によって使い分けが必要です。

●歌詞を勉強していく。発音、意味など。それを楽譜に書き込むこともありますが、あまり色々書きすぎる楽譜は好きではないので工夫が必要。注意書きも多ければ多いほど良いか、しっかり歌えているかどうかというと、それはそうでもないので「自分が見やすい、わかりやすい」ようにしていきます

●自分が歌うパートの部分がわかるようにする。一般的には色付きのペンで色付けている人が多いですが、個人的にはもっと薄いものが好みです。色鉛筆でうっすらと色付けしてみてはいかがでしょうか?
私は色鉛筆か、もしくは五線譜の両側だけに色付けします。
また、どのパートも最終的には学習するつもりなので、全体にうっすらパートごとに色付けすることがあります。これは他の合唱指揮者の楽譜を見せてもらったときにいい感じだったので真似しています。

●稀にですが、読み方がなかなか定着しないことがある場合はカタカナなども書いちゃいますが、その場合は鉛筆で。消すこともありですから。

まずはここまで。実際に自分にとって新しい曲を勉強していく過程を載せていきますので、2 をお楽しみに。

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