【音楽コラム】実は経過が楽しい・・・合唱の稽古と集まる喜び

合唱の指導を始めて35年ほどになる。
長く歌いに来られていると怪我や病気で休まれたり
ご家族のことで来られなくなることもある。
また歌いに出て来られるようになったときまでの経過を拝見していると
歌の仲間がしっかりと支えてあげているのがよくわかる。
特に年齢が高くなればなるほど
合唱団での仲間との結びつきというのは大きな心の支えになると思う。

どんな曲を歌うかが大事。少し難しいものにチャレンジする。

数年前に指導は離れてしまったのですが
長く指導していた女声の合唱団は創立してからもう40年以上が経ち
私が指導者としてみなさんと練習するようになってからも30年近く(いつの間にか….すごい)が経っていた。
あまり迫力のある声は出ないけど、少人数で大切にじっくり歌ってきた。

夏に発表の機会があり、半年以上練習してきた歌を披露して
それから少し一息入れて、新しい曲にチャレンジと言う年間の練習計画だった。

音楽の専門教育を受けた人が集まって歌えば、難しい曲でも一回でささっと歌えるかもしれないが
その団にとっては「ちょっと難しい曲」にチャレンジするようにしていた。

シャープもフラットもたくさんついており言葉も難しい。
音符も小さく、楽譜を見た感じはすっきりしていない。
どうかな?こういうのはいやかしら?と思いましたが
いつもこんな話をしながら進めていった。

「このように難しい曲は先が見えなく、とても不安になります。
大きな大きな山を登るような感じです。
でも、大きな山に登るためのトレーニングを積んでいたら
近くの山に登ることは何でもないことと思えていくのではないでしょうか?

この曲がもしもできあがらなくても確実に実力がついて
今迄のレパートリーの曲がずっと気持ちよく歌えるはず。
やりがいがあって、とてもいい趣味ですよね。合唱は」

皆さん、その意味がちゃんとわかってコツコツと練習を重ねていきました。

経過の楽しさと達成感が溢れる魅力

音取りの時は(ピアノで旋律を弾いてもらい、何度も何度も一緒に歌いながら、自分のパートをおぼえていく)
机の上にレコーダーがずら~っと並んでいたり、手元でスマホで録音などをしてみる。
家での学習用だ。どこへ行ってもみなさん熱心でその様子にはよく感動させられる。
筆記用具も大活躍。

合唱や歌を楽しまれている方の「学びたい、おぼえたい」という気持ちや
何度も何度も同じ事を繰り返して練習を重ねて
できなかったところができるようになる喜びを得る作業はとても素晴らしいことで
その作業をする私も喜びに満ちあふれている。充実感、達成感が半端ない。

今、コロナで憂鬱な時も多い。でも、譜面に向かっていると忘れられる。ちょっとだけ。

経過が実は1番楽しい
そして指導する側もそれが楽しい。
なんとかして難しい部分でも気持ちよく歌えるようにしてあげたい。
という気持ちで毎回張り切ってお稽古場へ向かう。

長く歌いに来られていると怪我や病気で休まれることもある。
ご自身だけではなくご家族のことで来られなくなることもある。

入院、退院とご連絡いただき
また歌いに出て来られるようになったときまでの経過を拝見していると
歌の仲間がしっかりと支えてあげているのがよくわかる。

特に年齢が上になればなるほど
こういう場所での結びつきというのは心の支えになると確信している。
合唱お勧めです。
コロナがおさまったらぜひ一緒に歌いましょう!

第九の指導中の写真です。

良寛相聞」を指揮しているところ

令和3年 現在指導している合唱団「コールみなん」「第九」「ぷれぢゃあコア」「リビング合唱団」
第九以外は女声合唱団です。指揮や指導のご依頼も受け付けています。コロナがおさまったらご相談くださいませ。

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