【音楽コラム】全ては選曲♫選曲は全て

選曲というのは一番大事で難しいことです。

ピアノなどの発表会を毎年行っていたこともあります。
参加する生徒、ご父兄ももちろんですが、先生も選曲には非常に気合が入ります。
あまりにも難し過ぎてもその日までに出来上がらないかもしれないし、
かといって簡単すぎると途中で飽きてしまうようなことも。
ちょっと見栄を張りたかったりも。

経過が大事とはいえ、曲選びには過去に苦労しました。
なるべく舞台映えのする曲はないかな・・・・と常に探していたり。

さて、合唱の曲選びも大事です。
これは発表する曲だけではなく、通常の練習時においても「その団に合ったものは何か」ということや「レベルに合わせて」選ぶわけですが、みんながいいなあ、と思うものを選ぶのはとても難しいですね。

演奏会がある場合、例えば「定期演奏会」を行っている合唱団の場合は一年前から練習を始めますが、どの曲を選ぶか、どのように練習を積み重ねていくかが大事です。
途中で「ああ、これは無理だったかもしれない・・・・」と思ったこともあります。

学生の合唱サークルにも関わっていますが、学生指揮者とその周辺の人で選曲するのか、指揮者だけの意思なのかは尋ねたことがないのですが、毎年いい曲を選んでいる。
どうやって探すのかな?と感心しますが「聴いてみてみんなで演奏してみたい」「この曲好き!」と思ったものでしょう。
また、演奏会で他の団が歌っていたり、合唱講習会などで課題として出されたものだったりするでしょう。
最近の傾向としては「この曲いいな」と思ったら「youtube」などで調べて聴き込んでみて、そして楽譜を見てみる、という方法ではないかと思います。
私の関わっている団では「先生の提案」というのを受け付けることは全くないです。
自分たちで選んで自分たちで演奏する。
これも自主性があっていいと思いませんか?
時々、プロではないけれど合唱や声楽が好きな人などが「学生はこういう曲を勉強した方がいいのに」と色々なことを言っていますが、「自分たちで選ぶ」というスタイルですし、与えられた曲をはいはいと黙って演奏するようなことはないでしょうね。
私は「選曲について何かアドバイスはないですか?」と求められたら応じますが技術的なことや音楽をする上でいいと思うこと以外は口を出さないようにしています。
でも、こっそり指揮のレッスン曲に「どうしても学んで欲しい短いけれど勉強のエッセンスがたくさん詰まったもの」を入れています😁

ということで選曲というのはそれぞれのシーンで違います。
「ちょっと難しいかも・・・」と思うものでも努力して、その結果できる場合もあるし、実力によっては全く歯が立たない、練習にいくのが憂鬱になるようなこともあるわけですから難しいです。でも自分でワクワクする、やる気が出る、楽しい、がないと続けられないのかもしれませんね。

【音楽コラム】最近の投稿