子供の頃に刺繍とかフェルトで何か作るのが流行った。編み物も。
それからキルトなどもしたけれど、到底自分の実力やセンスでは洋服は作れない。

ならば「直すこと」に集中してはどうか。と思ってスカート丈を直したり
少し「足すこと」を。レースを縫い付けたり、ボタンをもっとゴージャスなものや
時代を感じるものに換えてみたりする。
ちょっとここはもう一つだな、と思うところにちょっとだけ。

でも、自分で使うものなら刺繍してもいいよね。
刺繍なら楽しめるかもしれない
それに、スマホやタブレット、パソコンから目を離せるしね。
これは大事かもしれない。目のためにも。

子供の頃に下着やハンカチにちょこっと母が刺繍をしてくれたのが嬉しかった。
子供たちにももっとしてやれば良かった。
どうしても仕事でくたくたでしてやれなかった。

どうしてあんなに働かないといけなかったのかな?音楽の、特に舞台の仕事なんて(裏方が多かった)
契約書もなかった時代で自分を消耗させるだけだった。
悔しいことも多かった。
でも、舞台の袖から出演者を送り出すのは嬉しかったからいいのかな?

とにかく過去を悔やんでも仕方ないから、黙って手を動かそう。
手仕事をして少し心を鎮めよう。

この記事を書いた人

吉井 江里

岡山市で活動している吉井江里です♪合唱指揮、ピアノを弾きながらの歌の講座や合唱指導、講演やライブ等の活動中。2015年3月18日完成の映画「見えないから見えたもの」(盲目の教師、竹内昌彦先生の映画)挿入歌「点字のラブレター」や「ワルツ」を作曲。